第12回 部下との最適な距離感とは?

動画概要

・部下と上司の距離が近い関係のメリット、デメリット

部下との関係が近ければよい、というわけではないと私たちは考えています。

距離が近いことによってどのような良い点、悪い点があるのかをご紹介致します!

 

・指示を素直に受け止めてもらえる関係になる為に

ある程度の距離間が必要だと考えております。

その理由、距離感を保つために必要なコミュニュケーションの取り方について解説致します!

 

動画内容

 (弊社代表 宮脇:)

 

今回は「新人・部下との距離感の取り方」

これについて、お伝えしたいと思います。

 

仲良くした方が良い、距離感が近い方が良い

といったような考え方もあれば、

距離感を取った方がいいという考え方もあります。

 

この育成の考え方というのは、私は正解がないと思ってます。

 

ただ、私個人の考え方、

そして私がやってきたこと、うまくいったこと、失敗したこと

そして多くの会社で見ている現状を踏まえるとですね、

 

私は、距離感はある程度ないと、

育たないんじゃないかなと思ってます。

 

まず距離感が近いと良いことですね、

これについては距離が近い場合、

上司と部下・新人がやや友達みたいな感じだと、何でも話し合えますよね。

 

困ったことや相談事も気軽に新人からしてくれます。

ですから、一人で悩んでる、報連相が足りないといった事が、

減ってくるんじゃないかなと思います。

 

そして仲がいいので、

人間関係としてストレスがないですよね。

 

そうすると会社に行くことも、それなりに楽しくなってくる。

こういうメリットはあると思います。

これ自体は私はもちろん否定しません。

 

ただ デメリットとしては、

「指示したことを必ずやる」という感覚にならない可能性があるんですね。

 

上司というのは、部下に対して指示をし、

そしてチームとして結果を出してくる責任があるわけです。

 

上司が新人に指示したことで、

その新人があまりやりたくない、あるいは億劫なことがあるとします。

 

それでもやってもらわないと困るという時に、

仲良しな上司・部下だと

 

「ちょっとこれやりたくないです」 

「面倒くさいです、どうにかなりませんかね」

 

なんていうことになると、

組織としては、やや崩壊してしまうと思うんですね。

 

特にビジネスというのは、やはり利益が出ないといけません。

利益を出すためには本当に、一生懸命仕事しないと出ないと思うんですね。

 

簡単なことでありません。

その成果を出すために、顧客から選ばれる、そして満足されるためには

中途半端にタラーっと仕事しててもできないと思うんです。

 

一生懸命仕事をしないといけない。

つまりやりたくないこと、億劫なこと、大変なこともやらないといけない時が

多々あるわけです。

 

それを部下にしてもらわないといけない。

もし距離感が近すぎると、

「やりたくないです」といったことを言い始めるかもしれません。

 

あるいは、距離感が近すぎて、

「ちょっと言いづらいな」と指示を躊躇してしまう。

 

「言うのはちょっとめんどくさいし、

 言いづらいからもう自分でやってしまおう」

 

となるのがいちばん良くないんですね。

 

部下ができる仕事を上司がしてしまうのは、

組織として非常にもったいないと思います。

 

いい意味での距離感、恐怖心というのがないといけないんです。

人間としての恐怖心ではありません。

 

「この人どんな人だろう」

「何か言ったらブチ切れられるんじゃないか」

「暴力振るわれるんじゃないか」

 

という恐怖心ではないです。

これはあってはならないと思うんですね。

 

そうではなく、上司としてのある意味

 

「義務を果たさないと叱られる」

「ちゃんとやらないと許してくれない」

 

という意味での恐怖感、あるいは場合によっては危機感と言ってもいいかもしれません。

 

仲良しこよしでも良くないですし、

そして距離感がありすぎるのもやり辛かったりします。

 

その中間というのを、

どうバランスを取るかだと思います。

 

この人としての距離感を縮めるところ、

とはいっても、上司としてはしっかり上司の指示を聞いてもらえるように

 

優しさと厳しさ

 

これを2つ合わせ持つというのが、非常にポイントだと思います。

 

人としては愛情を持って新入社員を育て、部下を育て

ですがその愛情として、できてないところはハッキリと伝える。

 

そしてやってもらうべき仕事は、明確に指示をし

やらないという選択肢を与えないということです。

 

上司としては、部下にしっかり仕事をしてもらわないといけません。

そして上司は組織全体での結果を出す、そこに責任があるわけですね。

 

ぜひ遠慮せずに、

部下・新人を育成していただきたいと思います。

 

今回は、新人との距離感というお話を致しました。

 

非常に難しい内容でしたが、

ぜひ皆様からも、こういった距離感の取り方がいいんじゃないかとか

そんなご意見がありましたら是非、コメントしていただきたいと思います。

 

次回は、「1年目の新入社員に、2年目になる前に伝えておいた方がいいこと。」

これについてご説明したいと思います

 

ぜひ次回も見ていただきたいと思います。

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