声に表情をつければ印象アップ!秘訣を教えます! ボイストレーニングの専門家 酒井玲子さん

動画概要

 

今回はボイストレーナーの酒井先生をゲストにお迎えし、

表情を声につける方法についてご紹介致します!

 

お伝えする内容

・電話、営業における声の出し方について指導すべきポイントとは?

・部下に話しかける際の声のトーンについて

・暗いトーンで話す部下へ行うべき指導とは?

 

 

動画内容

 (弊社代表 宮脇:)

 

 今回も酒井先生に来ていただきました。

よろしくお願いいたします。

 

前回は新入社員に対するアドバイスという視点で、

いろいろと声についてお伝えいただきましたが、

今度は現場で上司がどのようにアドバイスをしていくかという視点で

いろいろお話をお聞かせいただこうと思っております。

 

まずよくあるのが、

新入社員が、例えば営業でトークを棒読みしてしまうと。

 

例えばテレアポですね。

 

電話で棒読み、ですからなかなか感情も入らずに、

アポイントが取れないとか、

そんな新人を見た時に上司だったり、

指導役の人は本人にどんなアドバイスをすると改善されるものなんでしょうか?

 

 

酒井先生:

「そうですね、実際そのテレアポなどをなさっている方が、

上司から無表情と言われるっていうことを伺うんですけれども、

まず表情がありますか?ってことなんですよね。

 

それは声の表情ではなくて、

電話をする時に、アクション。

 

例えば「ありがとうございます」と言った時に

頭をちゃんと下げているか、

相手がいないので、特に電話の場合は自分のリアクション。

 

また相手も、アクション・リアクション

こういったものが見えないので想像して、

逆にいつも以上にそういったアクションを大きくするとか、

笑顔を大きくしないと伝わらないんですね。

 

なので「表情を付けてください」って

言われるだけではなく、実際にアクションをつける練習をしたり、

表情を笑顔に いつも以上に口角を上げて喋ると。

 

そういったご指導をなさったらよろしいかと思いますね。」

 

 

棒読みは表情も体も動いてなくて、

でも表情を付けたりアクションやジェスチャーを付けるだけでも、

結構その棒読みが解消されることがあるということなんですね。

 

 

酒井先生:

「それが一番ですね。スペシャリストとしては、

いろんな発声テクニックとして「何かを強調して」と言うと、

皆さん「強く言ってしまう=強調」と考えていらっしゃる方が多いんですけれども、

 

例えば「〇〇でございますね」っていう

「ね」一つでも、「ね!」なのか

「〇〇でございますね~」というのか。

 

「お客様↑」「お客様↓」

「はい↓」 「はい↑」

 

こういった同じ言葉でも、

トーンだけ変えるだけでずいぶん表情が違ってきますので、

ちょっと録音なんかをして聞いていただけるとよろしいかと思います。」

 

 

今現状どんな感じで、

じゃあ表情を付けてみよう、ジェスチャーを付けてみよう。

 

それで声がどう変わったのか、

これは現場の上司もボイストレーニング、

あるいは発声という専門知識がなくても

「まず表情を作ってみよう」というアドバイスができるはずですから、

これは非常に現場でやりやすいなと思いました。

 

次にですね、

ちょっとメンタル的な部分になるかもしれないんですけれども、

上司部下の関係で、新入社員に対して上司が発する声が、

例えば低いと怖く伝わるとか。

 

声が高いと明るく伝わるかはちょっと分かりませんけれども、

変なストレスを部下が抱えたら良くないと思うんですよね。

 

人として怖いって思われたら良くない。

 

聞くものも聞かなくなってしまうので、

上司が新人を指導する際の声の出し方で、

例えば褒める時と叱る時の声の出し方でなにか工夫できることがあれば

上司の方も参考になるのかなと思うんですが、まずどうでしょう?

 

叱る時の声って、どんな声がいいとか、

あったりするのでしょうか?

 

 

酒井先生:

「これはですね、ちょっと難しい質問なんですけれども、

また対処として大変難しい。

 

と言いますのは、

最近の方々ってとても繊細なんですよね。

 

ですからこの方にこう叱っても、

それがいいっていうわけではないので、

まずタイプ別と言いますか、どういうタイプかによって

この方はストレートに低い声で言った方がいいのか、

優しく言った方がいいのか、

 

それはちょっとタイプによって違いますね。

 

ですからタイプによって、

声を変えていかないといけないので、

ただ頭ごなしに人前で言われるのは最近の方々、

若者っていうのはとても苦手、というか嫌がられるので、

そこのところも、他の方がいないところで言われるのが良いということですよね。」

 

 

声の出し方という意味では

なかなか変化させるのは難しそうですね。

 

 

酒井先生:

「そうですね。

すぐに直さないといけないという時以外は、やはりゆっくり。

 

中音域ぐらいの声で言ってあげるのが、

あまり高い声で言われるのも嫌がる方はいらっしゃるし、

「〇〇よ↓」っていうのも嫌がりますので、

本当に中音域ぐらいの柔らかい感じで言ってあげた方が、

中身はかなり厳しいものがあっても、ちょっと声は柔らかく言ってあげた方が

最近の若い方の傾向としてあるのかなというのを感じますね。」

 

 

新人の指導で結構聞くのが、

声が暗い。

 

暗い声なのでプレゼンも電話も、

お客様にいい印象を与えていないという

そんな新人がいた時に、どんなアドバイスを上司がしたらいいでしょうか?

 

 

酒井先生:

「まずトーンが低い方は口角が上がっていません。

 

見ていただいたらですね、

「口角が上がればトーンは上がる」という言葉があるぐらいですね。

 

喋っていただくと分かりますけれども、

こんにちは、ド・レ・ミと。

 

ちょっとここで実際にやってみます。

例えば普通の声が「ド」ですよね。

 

ド・レ・ミ

 

「ミ」にするとトーンが上がりますので

「ちょっとそれで喋ってごらん」という感じですね。

 

ミ・ミ・ミ

 

「おはようございます」

「こんにちは」という

 

そんな感じでクイックトーンチェンジというんですけれども、

まず自分の音を「ド」にして

ド・レ・ミ という顔で

口角を上げて喋ってみるというようなことを、

現場では行っております。」

 

 

口角を上げるというのを意識しただけで、

声のトーンが高くなるということですね。

 

これは確かにやれそうですよね。

 

 

酒井先生:

「そうですね。すぐ皆さんそこで改善されていかれますね。」

 

 

あとはその場で上司が指導して、

その場ではトーンが上がりましたと。

 

けれどもすぐ戻ってしまう人もいると思うんですけれども、

声の質をいつも良くすると言いますか、

体に染み込ませるための何かコツっていうのは

どんなものがあるんでしょうか?

 

 

酒井先生:

「これは発声基礎の腹式トレーニングを、

ずっとやり続けていただくのが一番いいんですけれども、

 

声の質を改善したり、こもった声というのも、

よくあるんですけれども、

その辺を改善するには腹式呼吸で発声するということを

続けていただくと一番いいんです。

 

なかなかですね、

それは永続的にやっていくのは難しいものではありますね。」

 

 

腹式呼吸っていうことですね。

 

このあたりはかなり専門的な部分になりますので、

興味のある方はぜひ、

酒井先生のトレーニングを受けていただくといいかなと思うんですが、

こういったことをずっと続けることで、

全体が変わっていく、声が根本的に変わっていくということなんですね。

 

 

酒井先生:

「左様でございます。」

 

 

ありがとうございます。

 

本日は上司が新人に声についてアドバイスをする方法を

お伝えいただきました。

 

すぐに実践できそうなこともありましたので、

ぜひ今回見ていただいている方の部下や新人が、

声がちょっと良くないなと思ったら、アドバイスをしていただきたいです。

 

表情っていうところと、口角。

このあたりがポイントだったと思います。

 

本日も大変勉強になりました。

ありがとうございます。

 

ぜひ次回もまたご視聴いただきたいと思っております。

そしてチャンネル登録がまだの方はぜひお願いいたします。