ゴール設定は絶対に〇〇すべき!  NGな表現も具体的に教えます

動画概要

・上司から部下への曖昧な指示

曖昧な指示は、上司・部下、お互いの為になりません。

具体的なケースを元に、曖昧な指示の悪い事例をご紹介します。

 

・上司と部下の間に生まれる、進捗状況に関する認識のギャップ

新人が考える「仕事が出来た状態」と、

上司が求める「仕事が出来た状態」の認識には違いがある場合があります。

ギャップを生まない方法についてご紹介致します。

 

・可能な限りゴールを明確にする。

「報連相をちゃんとしてください。」ではなく、

「1日1回必ず上司に報告をしてください。」といったようにな、

明確なで行動に移しやすい目標設定の立て方、指示の仕方について説明致します。

 

動画内容

 (弊社代表 宮脇: )

 

 今日のテーマはゴール設定です。

新入社員の育成に限らずありがちな指示が、

 

「なるべく早くやっといて」

「なるべくたくさん電話かけて」

 

と言ったような、曖昧な指示なんですね。

 

例えばですね

テレアポという業務があります。

営業が最初にやるような基礎的なスキル・活動があります。

 

「なるべくたくさん電話かけて」

 

このようなことを指示した時に、

新入社員は、「なるべく沢山の電話をかけよう」と宣言し

朝から電話をかけました。50件かけたとします。

 

「よし結構やったな!」

心でそう思った後、上司に言います。

 

「50件かけました!」

 

その上司は新入社員の頃に、

1日最低100件、そして多い時は200件かけていたとします。

 

そんな人に対し、新入社員が「50件かけました!」

と自信満々に嬉しそうに報告をしたらどうでしょうか。

 

「はあ?50件しかかけてないのか」

「なるべくたくさんかけろって言ったよな」

 

腹が立つわけです。そしてこんな風に言うわけです。

 

「いやいや〇〇君、

 今日はなるべくたくさん電話してって、

 テレアポしてって言ったよね?

 50件ってどういうこと?」

 

新入社員はおそらくこうは言いません。

 

「50件たくさんしたじゃないですか」

 

発言したらまた叱られそうですから。

でも心の中ではどうでしょうか?

 

「いやなるべくたくさんやれって言ったから

 自分なりに50件やったんだけど

 何で叱られるんだろう?」

 

「なんだこの上司、やってられるか」

 

と言って次の日辞表を出す。

こんな事ってありませんでしょうか。

これはですね、誰一人ハッピーになってないんですね。

 

指示をする際に「なるべくたくさん」ではなく、

水準を上司が明確に伝えるということが必要です。

 

「100件以上かけてくれ」

 

これでいいんです。

そして新入社員が「100件もか!どうやってやるんだろう」と、

わからなかったら、やる方法を教えてあげればいいと思うんです。

 

新入社員は知識やスキルが不足しているので、

100件もやる方法が見当たらない。見つからないわけです。

しかし、上司からすると簡単に方法が分かるケースが多くあります。

 

「こういう段取りでこのリストにかけると、

 おそらく一日もかからずに100件行けるから、

 やってみなさい」

 

と言えば、「そうなんだ」と言って100件やるわけです。

このように明確にするということです。

 

曖昧な表現は極力使わない、これはですね、

こういったテレアポのようなものもあれば、

報・連・相のルールであったり、挨拶のルールなども同じです。

 

「報告・連絡・相談 なんか遅いなー」

「今年の新人は報・連・相ちゃんとしないな」

 

このように不満を抱く上司がいます。

ですが新入社員本人は、

報連相をちゃんとしてると思っている可能性があるんです。

ここに認識のギャップがあるわけですね。

 

「一週間に一回、報・連・相すれば十分だな」と

思っている新人がいるとします。

 

上司は、「少なくとも一日一回はするよな」

「それが当たり前だよな」、「私はそういう風に育ってきた」

 

と考えている場合、ギャップが生まれてしまいます。

 

 

 

こういうことを防ぐためには、

ガイドラインを作るということが必要になってきます。

例えば、行動のガイドラインです。

 

「報・連・相は一日一回必ず上司にすること」

「会社に出社した時、元気に挨拶をする」

 

しかし、その挨拶をする、元気に挨拶をする事も少し曖昧なんです。

元気とはどのレベルの元気なのか。

 

例えば一番奥にいる部長が聞こえる声で挨拶をすること。

その声に部長が気づいて「おはよう」と言ってくれれば、

聞こえた事になりますよね。

 

可能な限り細かく設定するということで、

そのゴールに到達していたら〇ですし、到達していなければ✕。

 

その✕を〇にするためには何ができるのか、

新人と一緒に考えてあげる、本人に考えてもらう、あるいは指導教えてあげる

こういった働きかけが必要だと思います。

 

ぜひ今日から、可能な限りゴールを明確に

「自分の指示が不明確かもしれない」と少し気にしてみてください。

 

指示が明確になってるかな?

 

一気に明確にできないかもしれません。

少しずつでも構いません。

ゴールを目標を可能な限り明確に数字で伝える。

これを実践していただくと良いと思います。

 

 

 

本日はですね、

ゴール設定の明確といったようなお話をしました。

 

次回の動画では、

新入社員をみんなで育てるという、一見良さそうなことが

実はよくない側面もあるというお話をしたいと思います。

 

ぜひ、次回の動画を見ていただきたいと思います。

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