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コラム

新入社員研修をオンラインで成功させるには?メリット・デメリット・5つの注意点

近年、働き方の多様化に伴い、新入社員研修をオンラインで実施する企業が急増しています。しかし、多くの人事担当者様が「本当にオンラインで効果があるのか?」「コミュニケーション不足や一体感の醸成が難しいのではないか?」といった不安を抱えているのも事実です。

本記事では、数多くの企業研修を支援してきたセールスアカデミーが、オンラインでの新入社員研修を成功させるためのメリット・デメリット、そして絶対に押さえるべき5つの注意点をプロの視点から解説します。

新入社員研修をオンラインで実施するメリット・デメリット

オンライン研修には、従来の集合研修にはない利点と、特有の課題が存在します。まずは双方を正しく理解し、対策を考えることが重要です。

オンライン研修の4つのメリット

コストや効率面を中心に、従来の集合研修にはない多くの利点があります。正しく活用することで、研修効果の最大化が期待できます。

コストの削減

会場費や交通費、宿泊費などが不要になるため、研修にかかる全体的なコストを大幅に削減できます。浮いた予算をコンテンツの拡充やフォローアップ施策に再投資することも可能です。

場所を選ばずに実施可能

全国各地の拠点で採用した新入社員が、どこからでも均質な研修を受けられます。採用エリアの拡大や、地方人材の獲得といった戦略にも繋がりやすくなります。

繰り返し学習できる

研修の様子を録画しておくことで、新入社員は分からなかった部分を後から何度も見返して復習できます。配属後に実務の壁にぶつかった際、いつでも基本に立ち返れます。

運営・管理の効率化

出欠管理や資料配布、アンケートの実施などをオンラインツールで一元管理できるため、運営側の負担を軽減できます。担当者は研修内容の改善など、より本質的な業務に集中できます。

オンライン研修の4つのデメリット

一方で、オンライン特有の課題や注意点も存在します。これらを事前に把握し、対策を講じることが研修成功のカギとなります。

コミュニケーションの不足

雑談などの偶発的なコミュニケーションが生まれにくく、同期との一体感や縦のつながりを醸成しにくい側面があります。組織への帰属意識が希薄になり、早期離職の一因となる懸念があります。

モチベーション・集中力の維持

受講者が受け身になりやすく、長時間の講義では集中力が途切れがちです。他の作業をしてしまう「内職」のリスクもあります。周囲の目がないため緊張感が薄れ、学習効果そのものの低下を招きやすいです。

実践的なスキルの習得が難しい

特に営業職のロールプレイングなど、対面での実践が求められるスキルの習得には、工夫が必要です。相手の表情や空気感といった、非言語的情報を読み取る訓練が困難になります。

受講環境の差

各個人の通信環境やデバイスによって、研修の受講しやすさに差が出てしまう可能性があります。学習機会に不公平感が生まれ、新入社員が劣等感を抱いてしまう恐れも。

「どうすれば一体感を醸成できるのか」「実践的な営業スキルをどう教えればいいか」など、オンライン特有の課題解決は簡単ではありません。
セールスアカデミーでは、貴社の課題に合わせたオンライン研修の設計からご支援します。

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オンライン新入社員研修を成功させるための5つの注意点

上記のデメリットを克服し、オンライン研修の効果を最大化するためには、以下の5つのポイントを意識して企画・運営することが不可欠です。

1. 目的とゴール、詳細なタイムスケジュールを共有する

オンライン研修は中だるみしやすいため、「この研修で何を学ぶのか」「最終的にどういう状態を目指すのか」という目的・ゴールを事前に明確に共有しましょう。また、休憩時間を細かく設定したタイムスケジュールを提示することで、集中力を維持しやすくなります。

2. 同期型と非同期型を組み合わせる

ライブ配信で行う「同期型研修」と、録画された動画やeラーニングで各自学習する「非同期型研修」を組み合わせることが効果的です。知識のインプットは非同期型で行い、ディスカッションや質疑応答、ワークショップは同期型で行うなど、メリハリのあるプログラムを設計しましょう。

3. 意図的にコミュニケーションの機会を作る

ブレイクアウトルーム機能を活用したグループワークやディスカッションを頻繁に取り入れましょう。「チャット機能で質問や感想を投稿してもらう」「リアクションボタンの活用を促す」など、受講者が積極的に参加できる仕掛けが重要です。

4. テクニカルサポート体制を整える

「音声が聞こえない」「システムにログインできない」といったトラブルは必ず発生します。研修講師とは別に、ITトラブルに対応するサポート担当者を配置しておくと、スムーズな運営が可能です。事前に接続テストを行うことも有効です。

5. 研修後のフォローアップを徹底する

オンライン研修は「やりっぱなし」になりがちです。研修で学んだ内容を現場(OJT)でどう活かすか、上司やOJTトレーナーを巻き込んだフォローアップ体制を構築しましょう。定期的なオンライン面談なども効果的です。

実践的なオンライン営業研修ならセールスアカデミーへ

セールスアカデミーでは、オンライン特有の課題を熟知した上で、効果を最大化する新入社員向け営業研修プログラムをご提供しています。

参加型の飽きさせないプログラム

一方的な講義ではなく、オンラインでのグループワークやロールプレイングを豊富に取り入れ、新入社員の主体的な参加を促します。

オンラインファシリテーションのプロ講師

オンラインでの伝え方、受講者の巻き込み方を熟知したプロの講師が、集中力を切らさず、学びの深い研修を実現します。

研修後の手厚いフォローアップ

研修で学んだ内容が現場で確実に実践・定着するまで、OJTトレーナーへのアドバイスや定期的なフォローアップ面談で一貫してサポートします。

オンラインでの新人育成に課題をお持ちでしたら、ぜひ一度セールスアカデミーにご相談ください。貴社の状況に合わせた最適なプランをご提案します。

セールスアカデミーに相談してみる

まとめ

オンラインでの新入社員研修は、コスト削減や効率化といったメリットがある一方、コミュニケーションやモチベーション維持といった課題も存在します。しかし、目的の明確化、プログラムの工夫、そして手厚いフォローアップといった注意点を押さえることで、集合研修と同等、あるいはそれ以上の効果を発揮することが可能です。

この記事が、貴社のオンライン新入社員研修を成功させる一助となれば幸いです。

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